眼の手術 その後の経過 (2021.6/10 追記)
両眼共に術後に発生した歪みは、全く改善していません。
右眼に至ってはもう早くも半年が経ちますが、全く改善無いままです。 右眼に関しては、歪みにプラスしてモノが上下にかなり伸びて見えてしまいます。
丸いものを見ても、ちょうど縦長の小判型の楕円に見えてしまいます。上下:左右の比率 1.5 : 1 位です。
人の顔が上下に伸びて細長く見えます。
正方形は縦の長方形に見えて、しかも、グニャグニャです。
手元も遠景も、その見え方は同じです。
パソコン画面上の丸いものは、全て楕円に見え、正方形は長方形に見え、しかもグニャグニャ。 大きなものから、極極小さなものまで、見え方は全て同じです。
右眼は効き目なので、デジカメのファインダーを覗いても、全て、見えるものはグニャグニャです。 裸眼でもメガネをかけても、コンタクトを付けても、この歪んだ見え方には全く変わりないです。
左眼にはこの上下に伸びる症状は出ていないのですが、効き目が右なので、両目で見ると、右眼の見え方が優先されて、全て、上下に伸びて見えることになります。
術後、今まで望遠鏡の見え方は、怖すぎてじっくりと確認していなかったのですが、こんな状態ですと、高倍率で星を見たら、内外像はもちろんグニャグニャでもうダメだろうなと思っていました。(メガネだといまいちよく判らなかったので。)
先日、術後にようやくハードコンタクトレンズが作れる許可がでましたので、注文しました。きちんと乱視矯正して。 で、そのハードコンタクトレンズを付けて、先日、シンチレーションがよい晩に高倍率の像を恐る恐る覗いてみたのです。
追加
メガネをかけて望遠鏡で木星を見てみたのですが、ダメですね、右眼は景色を見たのと同じ縦に伸びてグニャグニャでした。
この前のコンタクトレンズの時の良く見えたのはなんだったんでしょう、もしかして、焦点像とその内外像しか見ていなかったので、面積の有る惑星はダメかも知れません、心配になりました、あとで、またちゃんと見てみようと思います。
上記に書き忘れていました。術後には乱視が強烈に発生してしまいました。
術前には、コンタクトやメガネを作る際の検眼では僅かの乱視が有りますと言われていました。
以前は裸眼では近くのものはハッキリと見えていたのですが、術後には強烈な乱視のせいで、裸眼で近くのものを見ても、ハッキリせず、ピントがどこにも合わない状態となってしまいました。
本を読む際に、以前は裸眼で問題なくハッキリと文字が見えていたのですが、今は、乱視矯正した老眼鏡が必要です。
やはり、今となっては、手術をしたことを大きく後悔しています。
6/10 追記
今、きちんと乱視矯正したハードコンタクトレンズを付けて、望遠鏡で木星と土星を術後初めて見てみました。
結果から申しますと、悲しいです、ダメでした、終わりました、絶望的です。
右眼は景色と同じでグニャグニャです。木星、土星共に、酷く歪み、輪郭はジャガイモのようです。
また、イマイチ、はっきり見えません。
良く見えることを少なからず期待していたのですが、あまりのショックに、倒れそうになりました。
左眼は、右眼よりは歪が小さいですが、それでも土星の輪は、綺麗な楕円ではなく、少し変形した楕円で、歪みが気になります。木星の縞が少し見ることができました。
膜が原因の見え方のザラザラ感の改善は、いまいち良く判りませんでしたが、たぶん、膜を取り除いたのですから、良くはなっているのでしょう...。
恒星も見え方を再確認しましたが、焦点像は点に見えます。(点なので、歪みの影響は無いのでしょうね。)しかし、内外像はやはり歪んで見えていました、残念です。左眼では、それでも右眼よりはだいぶマシのようで、なんとか、望遠鏡の検査には使えるかもしれません。
高性能レンズやミラーの綺麗な内外像を見ることは私は大好きだったのですが、悲しいことですが今後は二度と楽しむことはできません。
終わりましたね...... これからの人生の天文の楽しみを奪われてしまった感じです。
仕事にも影響が出てしまうかも知れません。
先日、車を運転中に何気に電柱に付けられた広告に目が止まりました。
それは、私の手術をおこなった「さだまつ眼科」の広告看板でした。
そこには、なんと、白内障が専門...のような売り文句が書かれているではないですか。
どうやら、この医者は、傲慢な自信あるような物言いをしていたにも関わらず、黄斑部の手術には慣れていなかったのですね。
私が手術をしたあとに、ここで行った眼底手術を失敗したと言う話を何件か耳にしました。
最初にかかった医者も、たぶんこんなことは把握していなかったのでしょうが、この病院を紹介してくれなければよかったのにと、今更ながらとても後悔しています。
皆さん、これから眼底の手術を予定されている方、病院選びは本当に気をつけてくださいね。
私のようにとんでもない医師の手にかかって失敗をされると、もう、残りの人生、取り返しがつかないことになります。
とくに、望遠鏡を覗く天文ファンにとっては、命の次に大切な目です。
中高年の方は、眼底の病気にかかりやすくなっています。本当に医者選びには気をつけてください。
同じ天文ファンとして、誰一人として私のような結果にならないよう、切に願っております。